2022/05/10

圧倒的なトレンド相場で鉄板エントリーできても「利益確定」が下手だと「逆転負け」する。

2年前のコロナショック暴落の時は、「日足PPP」が0%になってしまうほどの
圧倒的なトレンド相場であり、ほぼすべての銘柄が値下がりを続けていたので、
「空売り」していた銘柄は、ほとんど利益になってしまうような相場状況だった。

この時こそ、シロウトが適当な銘柄を空売りしても、うまくいくような場面である。
ところが、それにもかかわらず、「逆転負け」して損失になるケースもある、
ということをあらかじめ知っておくことも必要である。

急な暴騰や暴落が続いた後には、必ずクライマックスがやってきて、
そこでの反発で、今までの含み利益が吹っ飛ぶこともあることを、
あらかじめ「仮想トレード(つもり売買)」練習で経験しておいた方がよい。

ルールどおりに手仕舞い(利益確定または損切り)できればよいのだが、
悔しくて、パニックになって、自分の失敗を認められなくて、

「何もせずに、元に戻ることを期待して、放置する(神頼みする)」

という行動をとってしまったら、致命的な失敗を犯したことになる。

ではさっそく、2020年3月6日(金) にタイムスリップしてみようと思う。


日付を 「2020/3/6」 に切り替えて、
「株式トレーディング練習帳」を開き、画面コピーを EVERNOTEに貼り付ける。



これを見ただけでも、「日足PPP」が0%の、猛烈な「下落トレンド」であることが明確である。
念のため日経平均も開いて、いちいち画面コピーを、貼り付けてみて、コメントを書く。



相場の雰囲気を確認して、今日のトレード戦法を考えてコメントしておく。
今日は 「積極的に売り」 のスタンスで行くことにする。

トレーディング練習帳で、◎がついた銘柄を順番に、仮想トレードしていく。
最初は「2121 ミクシィ」。 逆PPP赤折れで、下げ狙いである。


本来は「日足逆PPP」になったことを確認してからエントリーするのが原則だけれども、
今日は、圧倒的な「下落トレンド」の日であり、「空売り」単価は高い方がよいので、
見切り発車で、さっそく 「空売り」 エントリーをすることを決める。
売建値 を記載しておく。

この後、画面を1日ずつめくっていき、含み利益がどんどん増えていくことを確認できる。
なるべく本番の時と同じ心境になって、1日ずつローソク足の様子や雰囲気を見ながら、
利益確定の準備を進めていく。

ここから、どうやって、利益を伸ばし、リスクを抑えながら、確実に利益確定するか?

という 「利益確定の技術」 こそが、身につけるべき 最も肝心なノウハウ である。

もし、このツールに出てくるシグナルだけを頼りに、何も考えずに進めていくと、どうなるか?

「日足逆PPP」だったのが「日足逆PPPの赤折れ」に変わるか、あるいは、
「日足ADX」の上昇がピークアウトしたら利益確定を使用、というルールだと、
このような結果になる。



おっ! 1か月以上も下落していたのだから、すごく儲かっただろう。
と思いきや、実際には 含み利益はすべて吹き飛んで、損失になった。
本番では、手数料や諸費用が1ヶ月以上積もるので、もっと損をする。

損益の経過は、このとおりだった。




もしこれが本番だったら、さぞ悔しい思いをするかもしれない。
本当に、「逆転負け」した気分であり、トレードとしても失敗である。

そう思うなら、その分析と対策を、コメントに書き記しておくべきである。
どうせ練習だから、これでいいのだ! と考えていると、体験も教訓も得られない。 

途中、どのように判断して、どのように処理すればよかったのか?
を反省して分析しながら、自分のトレード技術を磨いていく必要がある。

練習でそんな体験を積めるなら、思う存分活用して技術を磨いてから、本番に臨めばよい。

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