2020/10/19

自作チャートで、ローソク足と終値線の表示をOFF・ONする機能を付けてみた

私が ローソク足と移動平均線を中心に見るようになったのは、昨年、相場師朗先生の株式トレード技術を学ぶようになってからのことである。

そして、有料「株塾」で学ぶようになってからは、ローソク足を消して移動平均線だけで相場の流れをつかむ、という方法も覚えた。

ローソク足の表示を消して移動平均線だけの表示にするのは、チャートギャラリーだと、簡単にできるので、普通に使っていた。

つい数日前、ふと思いついたのが、いつも自分が使っている自作チャートには、どうしてその機能がないのか?だった。
技術的に何も難しいことは何もないけど、今まで思いつかなかっただけである。
せっかく思いついたのだから、ついでにその機能を付けてみることにした。

画面上部に、ローソク足の表示有無と、終値線の表示有無のスイッチを付けた。
Google Chart では、テーブルの値を空白にすると、表示されなくなる。
だから、ローソク足を非表示にするには、値を空白にするだけでよい。

終値線を表示を付けたのは、ついで、である。
終値は計算する必要がなく、線を1本加えるだけでいいから、簡単である。


<ローソク足ON 、終値線OFF>


<ローソク足ON 、終値線ON >


<ローソク足OFF、終値線ON >


<ローソク足OFF、終値線OFF>


せっかくなので、今年1月からの 日経平均株価 の動きを、ローソク足を消して移動平均線8本だけにしたチャートで、自動めくり動画を作ってみた。

ローソク足の動きを見ると、波乱万丈な値動きだったけど、移動平均線だけにしてみると、なかなか綺麗な値動きだったことが、今になって分かってくる。

2020/10/16

株式トレードの「建玉練習のための損益計算EXCELシート」について

ちょうど1年くらい前、トレード練習を始めた頃に、
建玉練習での損益計算を行うための EXCELシートを作って
このブログで公開したことがある。

売り玉 と 買い玉 の枚数を「0-1」という形で、
トレードの推移を入力していくと、実際の株価を使って、
損益の推移を知りたかったので、作ってみたものである。

これで建玉を入力してみると、

「本当に、最終的に利益が出るのか?」
「ヘッジを切った時に、どれくらいの損失をくらうか?」

等を、実際の数値で確認することができる。

実際、相場師朗先生の模範的なお手本のトレードを
いくつか、この EXCELシートに入力して、確認してみたけど、
最終的には、すごい利益になることが確認できた。

でも、最終的には大幅プラスになっていても、
途中でかなりのドローダウンをくらう場面があったり、
前半ずっと含み損続きで後半に大逆転するものもあり、
そういう「辛い過程」を疑似体験しておくのも有意義だと思う。

で、その「建玉練習のための損益計算EXCELシート」の最新版を、
再度、公開しておこうと思う。

何度か計算式のバグを修正したり、株式分割の補正を加えたりしたので、
最新バージョンを、もう一度ダウンロードすることをお勧めしたい。
用途に応じて、次の2種類のEXCELシートを用意している。


1.建玉練習のための損益計算EXCELシート ver1.04
   trade-training_v104.xlsx
 ↑ クリックでダウンロード ↑

  ・「日経平均先物」だけに対応した、マクロ不使用バージョン
  ・チャートギャラリーがなくても、EXCEL単体(64bit版も可)で動作可能
  ・日経平均先物の価格は、1988/10/20~2020/10/15 までを収録


2.建玉練習のための損益計算EXCELシート ver2.04
   trade-training_v204.xlsm
 ↑ クリックでダウンロード ↑

  ・「日経平均先物」以外の、全銘柄に対応した、マクロ使用のバージョン
  ・同じパソコン内に、チャートギャラリー(パンローリング社)が必須
  ・EXCELは、32bit版のみに対応。起動時に「マクロを有効化」必須


ちなみに私は、その後、「相場(あいば)チャート」の存在を知ったので、
もうこのEXCELシートは、ほとんど使用しなくなった。

「相場(あいば)チャート」ならば、チャート画面を見ながら、
リアルタイムに建玉入力と損益確認ができるのだから、完璧だ。
わざわざEXCELで、劣化バージョンを作る必要性など感じない。


以前は、有料「株塾」の会員サイト内に
この「相場(あいば)チャート」の優待販売の紹介リンクがあったが、

最近、そのリンクがなくなってしまったので、
今も販売されているのかどうかは分からない。

最近、三澤たかのり さんという先生が、同様の建玉練習が可能なツールを
開発したらしく、YouTubeで紹介されていた。

ちなみに、三澤たかのり先生の講義は、今年3月開催の、パンローリング社の
投資戦略フェア2020 以降、いくつかの YouTube動画を拝見したけど、
相場師朗先生のトレード手法そっくりそのものの、シンプルな手法だった。

相場師朗先生の手法と比較するのはナンセンスだけれども、
「手法」そのものに画期的な要素が無いのであれば、
わざわざ キャリアの短い先生から学ぶ優位性はないと思う。


2020/10/11

本日の PPP(パンパカパン) 銘柄一覧 ページに、銘柄めくり機能 と チャートギャラリー出力機能 を付加

先月から開始している実験用サイト https://kabu.hosono.jp/ 
「日経225+JPX400銘柄で、移動平均線が 月足・週足・日足で PPP(パンパカパン) の 銘柄一覧」 に、少し改善を加えてみることにした。

このサイトの基になった、「銘柄選定用 移動平均線サマリー」で備えていた、「銘柄めくり」の機能と、「チャートギャラリーへのお気に入り出力」の機能 を加えてみた。
もともと、自分で利用するためのサイトなので、自分が欲しい機能と思う機能を 遠慮なく組み込んでいる。

銘柄一覧を表示したのなら、そのうちの一銘柄をクリックしたらチャートが出てきて、該当の 銘柄リスト を前後にめくっていける、というのは、最低限必要な機能だと思う。




もう一つ、チャートギャラリー(パンローリング社製)の「お気に入り」リストで見ることも欠かせない。

私の自作チャートは、日足・週足・月足 の同時表示と、相場師朗先生の移動平均線パターンを表示させることはできるけれども、それ以外の情報は出していない。
もともとこれは、チャートをクローズアップして見ているだけなので、もっと長いスパンで眺める場合は、チャートギャラリーの方を使うことになる。

他にも、出来高 や ボリンジャーバンド等、確認したい情報もあるので、一つのツールで完結させるのは難しく、必要に応じて、それぞれ特長のあるツールを併用すればよい。

チャートギャラリーの「お気に入り」リストは、テキストファイルなので、そのまますぐに出力することができるし、要らない行を削ることもできる。




毎日使うわけではなく、週末に一回、こういう観察をしてみるのも、役に立つと思う。

2020/10/03

相場全体の「風向き」を考慮した方がよい時

 私の実験用サイト
日経225+JPX400銘柄で、移動平均線が 月足・週足・日足で PPP(パンパカパン) の 銘柄一覧」では、まず最初に「相場全体の概況」を表示させて、「風向きの変化」を確認するように促している。


「すべてはチャートに現れる」のだから、そんな余計な情報は要らない!という意見は間違っていない。
活用できない情報だったら、確認しても迷うだけで、メリットはないからである。

作った私自身も、この情報が役に立っているのかどうかは、まだよく分かっていない。
おそらく、ほとんどの場合は役に立っていないと思う。

情報というものは、いくつかの「点」を、「線」や「面」につなげていくことで、初めて役に立つものになる

だから、1日の情報だけ見て、
「PPPが圧倒的に多くて、逆PPPが少ないから、相場が強いんだなぁ」
なんて思ったとしても、それだけでは、役には立つことはない。

毎日、同じ情報を見ていて、

「今までPPPが圧倒的に多かったのに、ここにきて、逆PPPが逆転してきた」
「とうとうPPPが圧倒的に少なくなって、逆PPPが多数になってしまった」
「PPPがとうとう0件になってしまった」
「PPPの数がだんだん回復してきた」

という経過を見ていった時に、なんとなくそのストーリーが見えてくると思う。

たとえば、今年の3月のように、日足PPP(パンパカパン)がとうとう0件になった時は、

・「売り」狙いの銘柄を優先的に選ぶ
・「買い」狙いの銘柄は、ものすごく慎重に選ぶ

等の判断に、自然に使えると思う。


PPP と 逆PPP の割合バランスを見て、

・相場の風向きが、上方向か下方向か、よく分からない日
・相場の風向きが、上方向か下方向か、一目瞭然の日

のどちらの状態なのか? が判断できれば、
前者(よく分からない日)は、ポジションや出動数を減らして、
後者(一目瞭然の日)の時に勝負をした方が有利だと納得できてくる。


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