2022/05/13

RSI(相対力指数)のダイバージェンシーを見落とさないように、増減の「矢印」を追加してみた。

RSI(相対力指数)は、参考程度にしか役立たない、のだが、
時々、ものすごく頼りになる場面がある。

それが「圧倒的なトレンド相場の終焉」の時である。
この瞬間を見極められないと「逆転負け」するかもしれないので、とても重要である。

「圧倒的なトレンド相場」がずっと続いていて、
ADXの上昇も止まらないよう状態の時であっても、
RSI(相対力指数)が ダイバージェンシー(逆行現象)が現れた時、
つまり、株価の値動きの方向とは逆方向に動き始める現象が起きた時は、
反転が起きる前兆になる、かもしれない、ということである。

もし、早めに利益確定して その後の利益を取り逃したとしても、
「逆転負け」で損失を喰らうよりはマシである。

しばらく値動きが揉み合った後に、
また再び株価の値動きの方向と順方向に動き始めたら、
トレンドが継続したと判断してもいい場面かもしれない。

ということで、増減を示す「矢印」を画面に加えてみた。
これだと、見落とすこともなくなるだろう。


ちなみに、
週足RSIの増減は、前週末日からの増減値、であり、
月足RSIの増減は、前月末日からの増減値、である。
週の途中、月の途中では、その増減値はどちらも「暫定値」である。

最後に、
RSI(相対力指数)の開発者であるワイルダー氏も自身の著書で、
ダイバージェンシーについて、説明しているので、引用しておこうと思う。


5. ダイバージェンシー
マーケットの転換点のたびに起こるわけではないが、重要なポイントにはたいてい表れる。
はっきりとした方向性を持つ動きに続いて、ダイバージェンシーが表れると、
転換点が近いことを示す強いシグナルになり、これこそが RSI の最大の特性だといえる。


J・ウエルズ・ワイルダー・ジュニア. ワイルダーのテクニカル分析入門——オシレーターの売買シグナルによるトレード実践法 (Kindle の位置No.819-821). パンローリング株式会社. Kindle 版. 


2022/05/12

圧倒的なトレンド相場のクライマックス後の仮想トレード(つもり売買)例。

コロナショック時の 仮想トレード(つもり売買)の続きを紹介してみよう。
この前の記事で、コロナ暴落まっただ中の 2020年3月6日を例にして、
クライマックスで利益確定を逃してしまうケースを挙げた。

実はこの日は、私のスクリーニングだと 6銘柄あって、
うち5銘柄は、上手に利益確定すれば、かなりの利益になっている。

でも、コロナショックで全ての銘柄が暴落を始めてから
「これから空売りをしよう!」と思い立つのでは、もう遅い!

下落トレンド中に、戻り目(戻り高値)を狙ってエントリーする場合、
暴落が始まってしまうと、戻り目なんてないので、もう抽出されてこない。

コロナショックは、2月上旬、最後のあがきで、最後の戻り高値があり、
そこから急落に至っているので、その頃に「空売り」していた銘柄が
1ヶ月以上下げ続けて、利益を得やすくなっている。

最後の戻り高値(三尊天井が完成)をつけた直前の 2月 7日(金)と、
2月25日から始まる暴落の、直前の週の金曜日である 2月21日(金)に
「空売り」を開始した銘柄が、いちばんいい成績を挙げている。

日経平均のチャートの形(三尊天井)から、
間もなく大暴落することを読んでいて、
それを前もって準備していた人だけが、
先に「空売り」を仕掛けて確実に利益確定することが可能になる。

暴落を始めてから 空売りを仕掛けるか、大損切りするか、
あるいは 強制ロスカットされてしまうのはいつも、シロウトさんである。

さて、2020年3月13日(金)をやってみよう。


この日はまさに暴落中なので、押し目・戻り目、長期横ばい の
スクリーニングで、何も抽出されてこなかった。

2020年3月13日(金)は、新規で「空売り」しようとする時期ではなく、
既に持っている売り玉の利益を伸ばしている時期、であるべき である。


さて、2020年3月19日(木)に進んでみる。
この日は、3連休前の週末日であり、後から見れば
暴落のクライマックスを迎えた日 である。


2020年3月19日(木) は、大暴落中なので、「もっともっと下がるぞ!」
「もっと空売りしよう!」 としか 考えたくない気分になっているかもしれない。

でも、テクニカル指標を見る限りでは、
2020年3月19日(木)も、もはや新規で「空売り」しようとする時期ではなく、
そろそろ売り玉を「利益確定しよう」、と決断できないと、ヤバい。

「戻り目」の銘柄がたくさん抽出されてきているのと、
そのほとんどが ADXが下落中 であることから、
下落ムードが終焉したことを 事実として認識しなければならない。


では、2020年3月27日(金)に進む。


この日は、逆PPP赤折れ の銘柄が抽出されていて、
ADXが上昇している銘柄が3銘柄あった。

暴落が終了したのか、もう一度暴落が来るのか、
この日の時点では、まだよく分からないので、
できればもう手を出さない方がよい相場かもしれない。

日経平均を確認してみると、このとおり。

ADXはピークアウトして下落しており、RSIも上昇中。月足は大きな下ヒゲがほぼ確定。


では1銘柄目。「6877 OBARA GROUP」

数日めくって、逆PPPになったので、エントリーするも、
間もなく手仕舞いになってしまい、あまり利益は出なかった。




次は、「7003 三井E&Sホールディングス」。


数日めくって、日足逆PPPになったけど、ADXが下がっているので、見送る。


次は、「7751 キヤノン」。

逆PPP崩れになって、ADXも下落しているので、見送り。


ということで、もう「下落トレンド」は終了し、難しい相場になったことが、これで分かる。

これからしばらくの間は、レンジ相場、または 揉み合い相場 になるので、
しばらくトレードをお休みするために、コロナショックで得た利益を 証券会社から出金し、
次のトレンド相場のための準備を始めたほうがよい。

トレンド相場の時の定石トレード法、つまり 「押し目・戻り目を狙ってエントリー」は、
トレンドが終焉した後は、やると失敗が多くなるので、もうやらない方がよい。

「逆下半身」が出たので「売りを追加!」 なんてことをすると、逆に動く。

もう相場の天気がすっかり変わってしまったことを認識して、
その天気にあった トレード方法を都度、選択しないと、失敗が増えてしまう。

株式相場のトレンドが終わったら、別の相場(FX、CFD) を探してもいいけど、
トレンドが出ていないところでは、トレードをやらないことが 一番確実だと思う。

大きなトレンドの直前・直後は必ず、初心者がやらない方がよい相場 になる、
ということを、仮想トレード(つもり売買)をやった経験で、学んでおきたい。


2022/05/11

圧倒的なトレンド相場での、最後の「逆転負け」を防ぐための、クライマックス判定法。

前回の記事
「圧倒的なトレンド相場で鉄板エントリーできても「利益確定」が下手だと「逆転負け」する。」
https://www.hosono.org/2022/05/blog-post_10.html

の続きで、前回の仮想トレードでの反省(例)を書いてみようと思う。

2年前のコロナショック暴落の時で、圧倒的な下落トレンド相場で、
鉄板エントリーで「空売り」したにもかかわらず、
「利益確定」の判断が遅れて、最後の最後に「逆転負け」する事例を
仮想で体験し、仮想で悔しい体験を得ることができた。

でもそれだけで終わったら、何の教訓もノウハウも得られないので、
敗因を分析し、どうすれば勝てたのか? を学び取る必要がある。

前回の例での手仕舞い日は、2020年3月24日(火) だったので、
その3日前、2020/3/19(木) の時点に遡って、トレード判断を分析してみようと思う。


トレンド系指標である 「日足PPPステータス」 と ADX だけを見ていると、
トレンドの最後のクライマックスを迎えるちょうどその日まで、
トレンドが進行中であることを示す情報だけしか、提示してくれない。

ADXがピークアウトする時は、もうすでにクライマックスを超えていることが多く、
シグナルが出た時にはすでに、逆方向へ価格が反発していることもあり、
判断の遅いシロウトさんは、プロに利益を剝ぎ取られて「逆転負け」してしまう。

トレンドのクライマックスを知るには、逆バリ系の指標を使うのも有効である。
そこで活用できるのが、RSI (相対力指標) である。
RSI (相対力指標)は、ADXと同じ ワイルダー氏が考案した指標である。

このRSIは、実際の値動きに先行して、クライマックスの 「予感」 を教えてくれる。
あくまでも「予感」程度のシグナルであり、絶対的なものではないけれども、

クライマックスの気配を感じたら早めに 一部または全部を利益確定しよう!
と思っている場合は、この「予感」に従って、早めに対処するのに活用できる。

クライマックスの気配を探っているという段階の時は、
ADXがずっと上昇を続けてきている という前提が成り立つので、
RSI の値も、信用に値する、と考える。

ADXが低いか下降中の時は、RSIも含めてほとんどの指標は役立たなくなる。

2020/3/19(木) のRSIを見てみると、
週足RSI が既に一桁になっている 状態であることが確認できる。

月足RSI も 11 まで下がっていることが数値で確認できる。
「もはや下げ過ぎた。そろそろ急反発するかもしれない!」 と思えば、
一部または全部を 利益確定しておいた方がよい、という判断もできる。

不安だったら、この日時点の、日経平均チャートを確認してみるとよい。


日経平均先物(日経225先物) の方が、現物株よりも先行して動くので、
チャートを見てみると、やはり、 RSI が低くて逆行を始めていることが確認できる。

この日、つまり 2020/3/19(木) に、利益確定する判断ができれば、
結果的に最大限の利益を得られたことになる。


RSIのような抽象的な指標を使わず、ローソク足の行間から「予感」を得られるなら
それに越したことはないけれども、それができない人は、RSIを活用すればよいと思う。

ちなみに、もしもこの日に、「あともう1日待ってから判断しよう」
と決めた場合は、どうなっていたか?


次の日になると、RSIの動きがさらに明確になっている。
日足RSI、週足RSI、月足RSI が3拍子揃って「逆行」(上昇)しており、
しかも 週足RSIは、2倍以上に上昇している。

さすがにこの異変を認識することができたら、
もう迷わずに、手仕舞いすることができると思う。
結果は、次のとおりで、最低限の利益を確保することができた。


RSIが教えてくれているシグナルを無視したまま次の日 2020/3/24(火) に進んで、
「日足PPP赤折れ」「ADXがピークアウト」のシグナルでようやく手仕舞いする場合、
前回の記事のとおり、利益がすべて吹き飛んで 「逆転負け」する結果となった。

最後に、2020/3/24(火) に、
「日足PPP赤折れ」「ADXがピークアウト」のシグナルを確認したにもかかわらず、
何もせずに 次の日を迎えるとどういうことになるのか? を考えてみたいと思う。

次の日はおそらく、朝からチャートが気になって、ザラ場を見ちゃうかもしれない。
一日終わった後のチャートは次のとおり、「上ヒゲ陰線」で終わっているけれども、
朝、ザラ場を見てみたら 「大陽線」で 含み損が膨らんでいる状態かもしれない。


ザラ場中に、ルールを破って、手仕舞いをしたら、損失で終わることが確実になる。
ルールどおりに手仕舞いすると、次のような結果になった。


圧倒的なトレンド相場での、最後の「逆転負け」を防ぐためには、
日足RSI、週足RSI、月足RSI を全部使って、クライマックスの「予感」を確認し、
直ちに 一部または全部を 利益確定する というルールにしていきたい。


2022/05/10

圧倒的なトレンド相場で鉄板エントリーできても「利益確定」が下手だと「逆転負け」する。

2年前のコロナショック暴落の時は、「日足PPP」が0%になってしまうほどの
圧倒的なトレンド相場であり、ほぼすべての銘柄が値下がりを続けていたので、
「空売り」していた銘柄は、ほとんど利益になってしまうような相場状況だった。

この時こそ、シロウトが適当な銘柄を空売りしても、うまくいくような場面である。
ところが、それにもかかわらず、「逆転負け」して損失になるケースもある、
ということをあらかじめ知っておくことも必要である。

急な暴騰や暴落が続いた後には、必ずクライマックスがやってきて、
そこでの反発で、今までの含み利益が吹っ飛ぶこともあることを、
あらかじめ「仮想トレード(つもり売買)」練習で経験しておいた方がよい。

ルールどおりに手仕舞い(利益確定または損切り)できればよいのだが、
悔しくて、パニックになって、自分の失敗を認められなくて、

「何もせずに、元に戻ることを期待して、放置する(神頼みする)」

という行動をとってしまったら、致命的な失敗を犯したことになる。

ではさっそく、2020年3月6日(金) にタイムスリップしてみようと思う。


日付を 「2020/3/6」 に切り替えて、
「株式トレーディング練習帳」を開き、画面コピーを EVERNOTEに貼り付ける。



これを見ただけでも、「日足PPP」が0%の、猛烈な「下落トレンド」であることが明確である。
念のため日経平均も開いて、いちいち画面コピーを、貼り付けてみて、コメントを書く。



相場の雰囲気を確認して、今日のトレード戦法を考えてコメントしておく。
今日は 「積極的に売り」 のスタンスで行くことにする。

トレーディング練習帳で、◎がついた銘柄を順番に、仮想トレードしていく。
最初は「2121 ミクシィ」。 逆PPP赤折れで、下げ狙いである。


本来は「日足逆PPP」になったことを確認してからエントリーするのが原則だけれども、
今日は、圧倒的な「下落トレンド」の日であり、「空売り」単価は高い方がよいので、
見切り発車で、さっそく 「空売り」 エントリーをすることを決める。
売建値 を記載しておく。

この後、画面を1日ずつめくっていき、含み利益がどんどん増えていくことを確認できる。
なるべく本番の時と同じ心境になって、1日ずつローソク足の様子や雰囲気を見ながら、
利益確定の準備を進めていく。

ここから、どうやって、利益を伸ばし、リスクを抑えながら、確実に利益確定するか?

という 「利益確定の技術」 こそが、身につけるべき 最も肝心なノウハウ である。

もし、このツールに出てくるシグナルだけを頼りに、何も考えずに進めていくと、どうなるか?

「日足逆PPP」だったのが「日足逆PPPの赤折れ」に変わるか、あるいは、
「日足ADX」の上昇がピークアウトしたら利益確定を使用、というルールだと、
このような結果になる。



おっ! 1か月以上も下落していたのだから、すごく儲かっただろう。
と思いきや、実際には 含み利益はすべて吹き飛んで、損失になった。
本番では、手数料や諸費用が1ヶ月以上積もるので、もっと損をする。

損益の経過は、このとおりだった。




もしこれが本番だったら、さぞ悔しい思いをするかもしれない。
本当に、「逆転負け」した気分であり、トレードとしても失敗である。

そう思うなら、その分析と対策を、コメントに書き記しておくべきである。
どうせ練習だから、これでいいのだ! と考えていると、体験も教訓も得られない。 

途中、どのように判断して、どのように処理すればよかったのか?
を反省して分析しながら、自分のトレード技術を磨いていく必要がある。

練習でそんな体験を積めるなら、思う存分活用して技術を磨いてから、本番に臨めばよい。

2022/05/09

株の仮想トレード(つもり売買)で売買損益を自動計算できるように「タラレバ玉帳」機能を改良。

一つ前の記事では、株の仮想トレード(つもり売買)による練習方法を紹介した。
仮想トレードで「買う」「売る」の判断をする場面が出になった場合、
その建値(買建値または売建値)を、まず記録することになる。

本番と同じ条件で練習するのなら「寄付成行」注文で行うことになるので、
建値は、翌営業日の始値 になるので、それを記録するべきである。

その場合、チャート付詳細画面をわざわざ次の日にめくって、
翌日の「始値」を確認しなければならないので、面倒くさい。

手仕舞いの時も、
当ツールのチャート付詳細画面を使って判断したのであれば
決済値は、翌営業日の始値 になるので、同様に、
わざわざ次の日にめくって、翌日の「始値」を確認しなければならない。
これは面倒くさいので、一発で確認できる方法を紹介する。

画面右にある 玉帳の [白] という部分をクリックすると、
白紙の玉帳が現れて、そこに、翌日始値に該当する「建値」が
記載されているので、それをそのまま記録すればよい。

そして今日、追加した機能は、
考察欄にある「決済[売]または[買]」リンクである。

買建ての場合、
手仕舞いを決めた日の行にある[売]をクリックすると、
その日に手仕舞った場合の、翌日始値に該当する「決済値」と、
損益(粗利益)が自動的に表示されるので、それを記録すればよい。

たいした改善ではないかもしれないけど、
数のトレーニングをやっていくうえでは、
面倒な作業はなるべく手間を省いて自動的にできた方がよい。

できれば、この「玉帳」画面コピーをそのまま貼っておくとよい。

確認すべき情報は、最終的な損益(粗利益)だけではなく、
そこに至る、途中経過での「含み損益」も含まれるからである。

たとえ最終的に利益が出たとしても、
途中で許容量を超える含み損が出ていたら、
追い証になっている可能性もあるのだから、
「最大ドローダウン」も確認しておく必要がある。

証拠金に余裕がないのであれば「耐えるトレード」は、できない。
証拠金の大きさに応じて、トレードスタイルも選択肢が増えていく。

値動きに応じて、資金がどのように推移していくのか?も
練習しながら、しっかり身につけていく必要がある。


2022/05/08

EVERNOTEを使って、株の仮想トレード(つもり売買)をリアルに実習する方法

株式トレーディングにおける最も重要な技術、すなわち
自分なりのトレーディング手法をもとに実際に売買判断を行う技能、は、
いろんな場面の相場を、なるべく多く実習することで、習得できる。

そのために使う「筆記用具」は、何でも構わない。
昔の人は、紙とえんぴつを使ったかもしれないし、
今ならば、EXCELでもいいし、PowerPintでもいい。

家でも外でも、スマホや iPad等で いつでも復習したければ、
EverNote や OneNote を使ってもいい。

とにかく、チャート画面のハードコピーを手軽にどんどん貼り付けられて、
自分のコメントをすばやく書き込めれば、それで十分である。
いちいち紙にプリントアウトしていたら、紙がもったいないし、見づらい。

重大な失敗をして猛反省した時などは、必ず紙にプリントしておくべきだが、
せっかく便利なクラウドサービスがあるので、全データを蓄積しておいた方がよい。
紙に記録するのに比べて、比較にならないほどのメリットがあるからである。

さて、私のEVERNOTEを使った具体的な例で示しておきたいと思う。
これはあくまでも私の例であり、各自マネして、別の方法にアレンジしてもよい。

仮想トレードの対象日を選定するのに、
一番のおすすめは、「過去の似ている相場状況の日」であるが、

初心者がまず、いろんな相場状況の場面を経験するためには、
日付をピンポイントでいくつか指定して、パターンを組む必要がある。
おすすめは、ものすごい暴騰・暴落が発生した前後の相場である。

直近だと、2020年2月から3月にかけてのコロナショック大暴落と、
2020年11月から12月にかけての大統領選挙後の大暴騰である。

1日ずつ全部やっていくと、約240営業日あるので、それは後回しにして、
「週足完成日」つまり、週末日だけに絞るとよい。
これだと、1年あたり約52日しかないので、かなり絞られる。

実際のトレーディング生活に当てはめてみると、
週末の土曜日と日曜日に、週足チャートを最重要視して銘柄選定をする場合、
この「週足完成日」だけを見る習慣をつけることになる。

ということで、スタートする。

まず最初に開くべきページは、このブログの右メニューにある
「自作ツールのインデックス」 というリンクである。


そして、まずは対象の日付を選択する。


画面上部に、週足完成日 と 月足完成日 が掲載されているので、
日付のリンクをクリックしてもよいし、日付を直接入力して切り替えてもよい。

今回は、ちょうど1年前になる 「2021/5/7」 を選択または入力してみることにする。


すると、見た目は変わらないけど、黄色い網掛けの日付が
2021年05月07日(金) というふうに変わる。

この状態で、その下の表にある各種ツールを開くと、
それぞれ、その該当日の時点の内容が表示される。

日付を確認したら、株式トレーディング練習帳のリンクを開いてみる。


この画面が開かれるので、[PrintScreen]キーで画面コピーを取得する。

EVERNOTEの画面から新規ノートを作成し、画面コピーを貼り付ける。
ノートのタイトルは、日付「2021年05月07日(金)」を入れておく。


貼り付け終わったら、簡単なコメントを1~2行程度、書いておきたい。
相場の雰囲気、今日これから練習に使用する銘柄数 等である。

相場の雰囲気を判断するのに、この画面だけでは何か物足りないので、
この下に、「日経平均」の詳細画面を貼り付けておく。

「日経平均」のチャート付き詳細画面は、
先のインデックスページのリンクから開くことができる。



「日経平均」のチャート付き詳細画面を開いたら、
さっそく画面ハードコピーをとって、EVERNOTEへ貼り付け、
その下に、相場の状況、雰囲気等のコメントを書いておく。



今日の相場は、初心者でも分かりやすい相場なのか、難しい相場なのか?
トレンド中なのか、揉み合い相場なのか、 等を分析して、コメントしておき、
その状況判断をもとに、

もしこの日が本番だったらどういうトレード方針にするか?

等を記載しておく。 難しい相場なので見送るのか、1~2日で利益確定するのか、
トレンド相場なのでできるだけ利を伸ばすのか、 等を記入する。
これは、後日、トレード技術が今よりも上がった時に修正コメントを入れることがあり、
その時に、自分の上達具合を確認するのに、必ず役に立つはずである。

ちなみにこの日(2021/5/7)は、上下どちらにいくのか分からない相場なので、
よほど確実性がない限りトレードしない、という慎重な方針を採ることにしている。


さて、1番目の銘柄は、「2269 明治ホールディングス」。
今回のスクリーニングは、「2_逆PPP赤折れ」 であり、「逆PPP」を待つ戦略である。

「株式トレーディング練習帳」画面で、○印が付いている、つまり、
日足ADXが上昇中なので、動きを追ってみることにする。

銘柄名のリンクをクリックすると、2021/5/7時点の、チャート付き詳細画面が開く。
相場状況で、強い下落トレンドが発生している場合は、「逆PPP赤折れ」の時点で、
見切り発車で「売り」判断をすることもあるかもしれないけど、
2021/5/7はそういう日ではないので、よほど明確な買いシグナルでないと手を出さない。
この画面のハードコピーを EVERNOTEに貼り付けてもいいけれども、
いちいち全部貼っていっても見づらくなるだけなので、
コメントしたい画面だけ貼ればよいと思う。

さて、この画面から、右カーソルキー または 画面左下の [→] リンクで
1日ずつめくっていき、日々、売買判断を行う。
その経過を、EVERNOTEへ記入していってもよい。
途中、迷った場合は、その画面のハードコピーを EVERNOTEへ貼っておくとよい。

今回は、3日分ほどめくった後、日足PPPステータスが 「逆PPP」に変化し、
相場師朗先生の技 「逆下半身」 のシグナルが出たので、
画面コピーを撮って、EVERNOTEへ貼り付けた。



今回の私の判断は、せっかくの「逆PPP」「逆下半身」シグナルが出たけど、
空売りするのを見送った。 なぜか? といえば、ADXが下がっているからである。

相場環境が「下降トレンド」であることを確認していて、売り優先の姿勢ならば、
ADXが一時的に下がってもまた上がることもあるので、
シグナルどおりに迷わず空売りするか、あと1日待って「ものわかれ」を待とう!
という判断になるかもしれないけど、この日はまだ、トレンド方向が未定なので、
本当は何もしたくない日 なので、少しの不安要素でも、見送る判断をするのである。

練習だからといって、本番で行う判断と違うことをやったら、それは嘘の練習になる。
「見送る」「やめておく」というのも、立派な練習だからである。
この銘柄は、この日をもって観察終了となる。


さて、次は2番目の銘柄「2815 アリアケジャパン」へと進む。
これは、◎がついていて、日足ADXと週足ADX が同時に上昇している銘柄である。
トレンド方向は下向きで、ADXが下がっているのだから、下げが強い傾向にある。

これも、やりかたは同じで、1日ずつめくっていき、
何らかの「迷い」や「判断」が生じたとき、画面コピーを撮って貼り付け、
その時の考えを完結に記入して、進めていく。



2日分めくったところで、日足PPPステータスが 「逆PPP崩れ(5)赤潜り」に変化し、
「逆PPP」化への狙いが一旦くじかれたのだから、もうここで終わりである。
ADXが上昇中なのだから、もう1日見てから判断してもいいのでは?
という考えもあるけれども、できれば最初からやりたくない相場だったので、やめておく。

これも、1銘柄目と同様に、
相場環境が「下降トレンド」であることを確認していて、売り優先の姿勢ならば、
あと数日、様子をみてから判断することになるけれども、今回は違う。

練習だからといって、先を進めていくと、本番での判断と異なるので、
「見送る」「やめておく」の練習で、嘘をつくことになり、練習の意味が半減する。

この後どうなるか?は、実はこの画面、この先9日間の「売玉の実現損益」が出ていて、
すぐに下落に転じたことが確認できるので、「空売り」のチャンスを逃したことになる。

でも、この時点での相場環境の状況判断をふまえて
「見送る」「やめておく」 の判断をしたのであれば、
きっと本番でも、同じ判断をしているはずである。

もし、株職人を目指して、どんな場面でも利益を取りたいという練習目的ならば、
ここで 「逆PPP崩れ(5)赤潜り」 のステータスを無視して、建玉をキープした
その理由と計画を、きちんとコメントしておくことになる。
今回は、建玉操作 の練習ではないので、ヘッジを入れたり 売り上がりは しない。


以上、 2021/5/7 で、2銘柄を仮想トレード(つもり売買)する練習例を紹介した。
結局、1銘柄もトレードできなかったという結果になった。
これは、私の今の実力では、仕方がない。

それじゃ練習の意味がないじゃないか! と思う人もいるかもしれないけど、
「見送る」「やめておく」の練習にはなった。
もしこの日が本番で、無理にこじつけてトレードしていたら、損を出して、
塩漬けになっていたかもしれないので、こういう練習もやるべきだと思う。


さて、今回の記事で、これだけでは寂しいので、もう一つ、別な日を選んで
練習例を紹介してみようと思う。

次は、 「2020/8/7」 である。
株式トレーディング練習帳を 「2020/8/7」に切り替えて、画面コピーを撮る。

EVERNOTEで新しいノートを追加し、画面コピーを貼り付ける。

今度は、「2021/5/7」に比べて、注目銘柄(ADX上昇中)が増えている。
次に、相場全体の状況を確認するために、日経平均の画面も貼り付ける。


「2021/5/7」と日経平均のチャートを比べると、
移動平均線が密集していて、この後、上下のどちらかに大きく動きそうだ、
という状況は確認できるけど、トレンド相場ではなく、揉み合い相場なので、
やはり初心者には難しい相場、だといえる。

分からなければ無理をせず、次に大きく 価格が跳ねた時に、
あらためて勝負した方がよい、という判断を、この時点でしておき、
コメントを記入しておく。

本番トレードでも、同じ判断をして、同じようにコメントすることをお忘れなく。


では1番目の銘柄。「5857 アサヒホールディングス」。
スクリーニングは「1_PPP赤折れ」なので、上昇狙いである。


1日ずつめくっていって、6日目に、「日足PPP」になり、
ローソク足も「陽-陰-陽↑」パターンになり、
しかも「5日MA 安値切上」なので、ここは買う場面である。かもしれないけど、
私は ADXの値を見て、上昇がピークアウトして下落を始めているので
「見送る」という判断をした。 本番でも、同じ判断をする。

これも、何度もいうようだけど、
この日の相場環境が 上昇トレンド になっているわけではないので、
1つでも不安要素があったら、手を出したくない。損失を出したくない。
練習だからといって、変な言い訳をして、こじつけたら、「見送る」判断力が鈍る。

こんな判断じゃ、トレード銘柄がなくなっちゃうじゃないか!
と思う人がいるかもしれなくて、たしかにその通りかもしれないけど、
下手な手を出して損失を喰らうよりも、よっぽどマシである。

実際のところ、どうなのか? は、
自分で同じ練習を、いろんな場面でやってみて、答えを確認すればいい。

ADXなんか見たおかげで、トレードチャンスを逃すのは愚かだ! というならば
それを無視した場合もやってみて、結果を比較してみればよいし、
他にもっと役に立つ指標があるのなら、それを使って検証してみればよい。


では2番目の銘柄。「6645 オムロン」。
スクリーニングは「1_PPP赤折れ」なので、上昇狙いである。

1日進めたところで、「日足PPP」になり、
相場師朗先生の最強技 「下半身」のシグナルが出ている。
そして、ADXも上昇中なので、これは買ってみよう! と判断する。

EVERNOTEに画面コピーを貼り付け、その判断根拠を記入する。


仮想トレードの場合、その後の結果が分かっているので、
次の日にめくって、「始値」の価格を確認し、それを「買い値」として記録する。
今回は、翌日の寄付(始値)が 7,770円だったので、それを記録しておく。

ちなみに本番トレードでは、これと同じ チャート付き詳細画面を見ることができるのは
当日の夜遅い時間になるので、夜遅くか、翌朝に、見て判断し、
証券会社に、「新規買い」を 「寄付成行」 の注文で入れることになる。
そうすると、翌日の朝、7,770円で買い注文が約定しました! というメールが来る。
証券会社のツールを見て、本当に約定されていることを確認する。

そしてすかさず、スマホ等でEVERNOTEのノート画面を開き、買い約定価格だけ追記する。
含み損益が表示されているかもしれないけど、それは気にしないことにする。

ザラ場(証券取引所の売買時間)中は、価格をいっさい見ずに、
自分の本業の仕事に集中する。

チャートが気になって仕方がないという人は、自分の本業の仕事にもっと集中し、
チャートを絶対に見ないことを自分に誓った方がよい。

「終値」をもとに判断するトレードで練習を積み重ねて、それで本番をやるのだから、
練習と本番で、条件をかえてしまってはいけない。

ザラ場でチャートを見ながら売買するトレードをやりたい場合は、
日本の個別株ではなく、MT4を使ったFXのデイトレードに徹した方がよい。
その場合は、私の手作りポンコツツールではなくて、
練習君プレミアム」という優秀なツールを使うべきである。


さて、その後、3日ほど先に進めると、「日足PPP」は変わらないまでも、
節目の 8,000円に当たって「陰線」になり、
ADXの上昇がピークアウトして下降を始めたので、
ここで「手仕舞いする」という判断をした。
この日の画面コピーを撮って、EVERNOTEへ貼り付け、
判断根拠とコメントを記載する。


もしこれが本番トレードだった場合は、
「寄付成行」の売り注文で、翌日の朝に約定することになるので、
画面をもう1日めくり、翌日の「始値」を調べて、
「売値 \7,830円」 と記載し、「損益 +80」も記載しておく。

もし相場の状況が「上昇トレンド中」であるならば、
ADXの下降よりもむしろ BBWの増加を優先判断して、
もう少し利益を伸ばそうとする判断をするかもしれない。

でもこの時の相場(2020/8/14)は、そうではなかった。
だから、あまり無理をせずに、早めに利益確定しよう、
と思いながら、1日ずつめくって練習していくべきである。

なるべく本番と同じ心境で、あたかも本番トレードであるかのように、
その日の状況におかれた自分になりきって、練習することが大切である。


この日、他にも 対象銘柄はあったけど、ここまでにしておこうと思う。

もしこれを20年分、つまり 52週×20年 = 1,040日分 練習したら、
このまま本番トレードを、自信を持って やっていけるのではないかと思う。

ぜひ最初にやってほしいのが、最初に紹介した、

 2020年2月から3月にかけてのコロナショック大暴落、
 2020年11月から12月にかけての大統領選挙後の大暴騰

の前後の相場である。

ここまでのトレードができるようになったら、次は、
建玉操作の技術へと、レベルアップしていくことができる。

勝てる時には大きく勝ち、負ける時には小さく負ける。
勝ち負けは、やってみた後でないと分からないので、
買てるなら大きくし、負けるなら小さくしていけばよい。

そういう、ポジショニング(サイズ操作)が、次の課題になる。

最強のトレーディング手法を自分のノウハウにしていくための考察

株式の投資・トレーディングに関する手法は、数えきれないほどあり、
非常に高額な、投資スクール、教材、ツール、メルマガ等が溢れている。

なかには非常に優れたものもあれば、ボッタクリ的なもの もあるけど、
それを決める基準は「自分の目的やレベルに最適なものか?」による。

たとえば、自分でトレードした経験も、利益を得た経験すらもない先生が作った
仮想のノウハウでも、机上の学問(「~~学」)が好きな人には、最適かもしれない。

人間の「職人技」、つまり技能を重要視する裁量トレードを極めたい人には、
相場師朗さん や 維新の介さん 等の、相場の本質をきちんと押さえた、
職人技トレード(実は「真のテクニカルトレード」)が最適である。

実際には、
ハードルの高い「職人」までを目指すわけではなく(or あるいは断念中)、
せめて日常業務でのルーチンワークのごとく、小さくてもいいから
着実な成果を目指したい、という人が多数派ではないかと思う。

だからこそ、このような考えの人たち(シロウトさん)に向けて、
非常に高額な 投資教材や投資ツール が溢れている。

 「何もせずに、シグナルに従って、売り・買い するだけでOK!」
 「AIを駆使した自動トレードで、誰でも億万長者!」

というような悪臭を放つ「高額教材」「高額ツール」は、
株で損をして 資産を失った人こそが、今までの損を取り返そうとして、
ダマされて(?)、飛びついて、買ってしまう ものらしい。
すでに儲かっている人は、そんなものを買わない。

20年前、15年前、10年前、の広告を見てみると、
いろんな先生、教材、ツールがあっても、その後、いつの間にか消えていて、
新しいものが代わる代わる登場して、結局、現在に至るまで
現存しているものは、ほとんどなく、ボったくって消えていったのだろうと思う。

それは、全部が全部ダメだったわけではなく、
20年間の歳月の間に起きた「相場環境の変化」にも耐えられない
「不完全なもの」だっただけなのかもしれない。

勝率の高い手法は、相場環境が変わると前提条件が変わるので、
検証期間を長くとればとるほど、勝率50%に限りなく近づく。
勝率が20%だと、逆をやれば勝率80%なので、そんなのも、あり得ない。

私は、たくさんの手法を、30年分の過去データで検証してきた結果、
高勝率を追及する「ただ一つのノウハウ」を探し求めることの無意味さを理解した。

私が現時点で考える「最強のトレード手法」は、
相場の状況の変化に応じて手法を使い分けることができる手法 である。
まだ分析途中だけど、ADXという指標は、かなり有効的だという感触がある。

トレンド相場の時と、もみあい相場の時 をシステム的に判断できれば
トレンドフォローをやるのか、休むのか、さや取りするのか、仕込むのか 等、
それぞれの状況に応じたトレード手法を適用すればよいことになる。

しかしながら、現実の相場で、それを応用しようとすると、
正確な売買シグナルを出そうと思えば、タイミングが遅れることになり、
最適な売買シグナルを出そうと思えば、正確さが劣る(ダマシが多い)、
というトレードオフをかかえることになり、そのバランスをとるのが難しい。

相場の予測は、天気予報 と同じジレンマをかかえている。

後付けならば100%正確な予測が可能だけど、そんなのは、もう役に立たない。
結果が出る前に 事前予測してくれる情報 だからこそ、
的中率が70~80%程度であっても、その情報を有効活用することができる。

天気予報の正確さは、直前に近づけば近づくほど、100%に近くなっていくが、
「前日」に、最大限の的中率を発揮してくれればよい。

でも、台風のような 大きな影響力をもつ存在 がどちらに動くか?で、
予測が大きく覆る (大雨の予測なのに 晴れになる) こともあり、
これも相場の世界と似ている。

相場の世界は、参加している人間同士のゲーム盤上で行われるので、
自然界の現象とは比べ物にならないほどの、不安定要素があるけど、
台風並みの影響力をもつ 「巨額マネー」 の動きにより、流れが変わる。

過去の四本値データだけを使って、過去の相場を分析するのは、
過去のお天気データだけを使って、過去の天気予報を分析するのと同じ行為だが、

相場と天気の違いは、「人為的な要素」の影響度 である。

天気も、人工台風や枯葉剤等の気象兵器による人為的要素はあるけれども、
ほとんどは自然界の要素で決まるものである。
相場は、バランスの法則やフィボナッチの法則等の自然界の要素もあるけれども、
ほとんどは人間どおしのゲーム的要素が強いと思う。

ランダムウォークの時があったり、強いトレンドになる時があったりするけど、
その足跡は、相場の 四本値+出来高 に、事実として記録されている。

だからその「人為的な要素」、つまり ある程度予測可能な要素 だけを見出し、
活用していくという目的ならば、過去のシステム分析結果を有効活用することができる。

そして、トレーディングにおいて期待する 的中率 は、天気予報と同じく、

売買判断の前日に70~80%程度 で、十分に事足りることになり、
100%正確なシグナルを求めた時点で、もうすでに一歩出遅れている、
つまり "利益を剥奪されている"(負け組に所属) ということを意味する。

売買判断の前日に70~80%程度の的中率の情報があれば、
その予測をもとにして、当日(明日)の売買判断を下すことができる。

私の自作トレーディング用ツールの主な目的は、

自動的に売買判断を下すための「売買シグナル」を提示すること。
ではなく、
自分が売買判断を下すための「天気予報」を提示すること。

である。

天気予報からの情報を得た結果で、

 晴れだったら、どうするか?
 雨だったら、どうするか?
 くもりだったら、どうするか?
 雪だったら、どうするか?
 台風が近づいていたら、どうするか?

という判断をして、明日の行動につなげる必要がある。

このような、状況に応じた自分の対応策 こそが真のノウハウだと思う。

ビジネスにおいても、天気予報の情報に基づいて、
イベント開催の計画、商品の仕入・展示の計画、
等をしっかりとシミュレーションして決めていたりして、
それが企業のマル秘ノウハウになっていたりする。

個人のトレーディングにおいても、しっかりとしたノウハウがないと、不安定である。

このノウハウは、書籍、セミナー、そして トレードツール 等での知識をもとに、
自分の頭と手足を使って、実際にトレーニングして、体で覚えなければ身に付かない。

そのトレーニングは、できるだけ、臨場感をもって、リアルに体験したい。

だから、過去データを使って仮想トレード(つもり売買)する場合でも、
その日時点で見えている相場状況、を追及している。
週足や月足は、その日時点ではまだ未完成かもしれない 値を使って、
すべてのシグナルを判定している。
週足ADX、月足ADXを使う場合は、未来の終値データなど、全く意味をなさない。

本番トレード をやるのに、
仮想トレード(つもり売買)と同じツールで、同じ判断で練習どおりにできれば、
自信をもって、本番トレードに臨むことができるはずである。

会社での日常業務でのルーチンワークのように、いちいち一喜一憂せずに
淡々と、仮想トレード(つもり売買)練習 および 本番トレード が
できるようになれば、着実な成果を目指すことは可能だと思う。

そういうツールを作って、自分で活用できるように追及していこうと思う。

2022/05/05

「株式トレーディング練習帳」に、銘柄を厳選するための「優先度シグナル」を追加。

「株式トレーディング練習帳」で、最初に観察対象の銘柄を厳選するのに、
「ADX」が上昇中のものを見つけやすくするために、
「ADX」の方向を示す矢印を付加してみた。

これを目印にして、最低限、「日足ADXが上昇中」のものを選び出して、
バックテストによる検証や「つもり売買」の練習をやってみる、
という使い方ができるようになるので、少しは便利になったかもしれない。

でも私は、とても面倒くさがり屋の人間なので、
それだったら、ついでに、

画面上に分かりやすい目印をつけて、一発で探せるようにしたい!

と考えるので、さっそく 実現してみた。

株式トレーディング練習帳 ver1.2

一番右の「備考」という列に、売買シナリオを勘違いしないように、
「買いのみ」「売りのみ」という、おせっかいコメントを入れているので、
その左側に、シグナル記号を入れてみることにした。

シグナル記号は次の2種類である。

○: 日足ADXが上昇中で、トレンド方向(+DIと-DIの順番)が合っている
◎: 日足ADXと週足ADXが上昇中で、トレンド方向(+DIと-DIの順番)が合っている

これだけのことである。

これからエントリーするための銘柄を探す場合は「ADXが上昇中」を選ぶけれども、
すでにエントリー済みで利益確定待ちの場合は「ADXの上昇が終了」を待つ。

長期横ばい中銘柄(BBW収束中)の場合は、ADXが限りなく下落している状態から
BBWと同時に「ADXの上昇が始まった」時が狙い目になる。

こういうことを、バックテスト練習で検証しようとしたら、
できるだけ 単純な手作業は システム化して手間を省いて、
「検証」「考察」そして「練習」にこそ、貴重な時間を割いた方がよい

自分の力で検証し、トレーニングして得ることのできた「技能」こそ、
未熟なトレード技術で偶然得られた「一時的な利益」なんかよりも価値がある。

どんな相場でも、相場の変化に適応して、元本を失なわないトレード法。
トレード機会は少なくてもいいから、確実な勝利を目指すべきである。

「ADX」が上昇中のものだけを、 エントリー待ちの銘柄観察に絞り込む。

株式トレーディング練習帳で、観察対象の銘柄を厳選するのに、
「ADX」を追加の判断材料として使うのがよいが、
重要なのは「ADX」の値ではなく、むしろ その方向である。

時系列で見ていく分には、ADXが上昇中なのか下落中なのか
すぐわかるので、わざわざ画面に出していなかった。

「ADX」の値がいくら高くても、下落中だと、
トレンドが終焉していることが多いので、
そんな銘柄に飛び乗ってはいけない。

今まで上昇中だった「ADX」値が下落に転じた時は、
新規エントリーではなく、手仕舞い(利益確定 or 損切り)
を行うフェーズだからである。

そんなにも大切な「ADXの方向」を今まで表示していなかったので、
今回、わざわざ表示させるように改良してみることにした。

株式トレーディング練習帳

トレンドフォローでのエントリー候補銘柄を探す場合、
ADXが下降中の銘柄は除外してもよいかもしれない。

最近作った「株式トレーディング練習帳」では、
ADXが上昇中」という銘柄だけを優先的に
観察していくのがよいと思う。

最強のトレンドシグナルが出た時、
(パーフェクトPPP、パーフェクトADX 等)
ADXが山越えでピークアウトしていたら、
そろそろ終焉かもしれないので、利益確定を考える。

でもトレンド方向が変わらない状態で、
ADXが上昇中」のまま変わらなければ、
そのまま利を伸ばしても大丈夫と判断することができる。

上昇トレンドだろうが下降トレンドだろうが、トレンドフォローにおいては
ADXが上昇中」というのが必須条件である。

2022/05/03

「パーフェクトADX」つまり 日足・週足・月足で DMI(方向性指数)が揃う日 に着目せよ

パーフェクトオーダー あるいは パンパカパン(PPP) は、
複数の移動平均線の向きと順番が揃うことを示す指標であり、
強いトレンドを示していることを意味する。

トレンド方向を示す、もう一つの有効なシグナルとして、
DMI(Directional Movement Index。方向性指数)というものがあり、
その一部である ADX で、その信憑性を図ることができる。

DMI には 2本の線がある。
上昇トレンドを示す +DI と、下降トレンドを示す -DI である。

この2本の線も、移動平均線と同じように、
日足、週足、月足で方向性が揃うと、
さらに有効なシグナルになるのでは? と、当然、考えてみたくなった。

とりあえず、日経平均株価の DMI&ADXデータで見てみると、
たしかに、期待どおりの結果が得られそうである。

まずは、次のような、少し厳しめの条件で抽出してみたら、
たしかに、圧倒的なトレンドの日が抽出されてきた。

 ・日足&週足&月足で、トレンド方向線(+DM と -DI)の順番が一致
 ・日足ADXが30以上、週足ADXが20以上、月足ADXが10以上で、
 ・日足ADXが上昇中

とりあえずこれを仮に、「パーフェクトADX」と名付けておこうと想う。

日経平均株価の「パーフェクトADX」

ただし、この厳しい条件だと、圧倒的なトレンドの終盤に近いので、
数日内で利益確定しないと痛い目を見る という結果になる日である。

条件をもう少し緩和すれば、もっと早い段階の日を抽出できるけど、
これは移動平均線と同じ話なので、これを最適化しても報われない。

むしろ、この「パーフェクトADX」になるケースの日は、
トレンド終焉が近いかもしれないので、それを警戒しながら使うべきである。

株価が上昇中なのにADXの上昇が止まるというダイバージェンスを確認した時か、
日足のトレンド方向が変わって「パーフェクトADX」の条件が解かれた時、
間もなく「急落」するかもしれないと予想すべきである。

すかさず利益確定するか、ヘッジ玉を入れておくか等、対処をすることができる。

過去の似ている相場の日を探して、銘柄選定の練習をするのも必要だけど、
まず最初に「パーフェクトADX」のような、両極端なパターンを知って、
机上で(練習で)痛い目を見る経験をしておくのも有益かと思う。

そういうふうな練習をやりやすくするために、
私の自作ツール群のポータルページである

日本株・米国株・FXトレーディング用の、銘柄選択アシストツール
https://kabu.hosono.jp/

を、日付指定ができるように改良してみた。
日付を切り替えた後は、その日付を対象に、各ツールのページが開かれる。

日本株・米国株・FXトレーディング用の、銘柄選択アシストツール https://kabu.hosono.jp/

まずは、上記の「パーフェクトADX」の対象日付を検索して、
各ページを開いて、確認してみることをお勧めしたい。

少なくとも、 

 ・PPP(パンパカパン) 推移表
 ・観察銘柄スクリーニング

のページは、各日付を 比較しておきたい。

そして、前の記事で紹介した「株式トレーディング練習帳」を使った練習を、
ぜひこの日付でやってみていただきたい。

直近だと、「2022/3/8」 と 「2021/9/14」 が、記憶に新しいかもしれない。
新しいものから見ていくとよいと思う。

「株式トレーディング練習帳」と「タラレバ玉帳」を使った「つもり売買」練習法の紹介。

株式トレーディングで、一般の個人投資家が勝てるようになるためには、
勝てるためのノウハウに加えて「技能」つまり 「実施できること」 が必須であり、
それには実技を伴うトレーニングが欠かせない。

これは、職業を持っている人ならば、自分の仕事に当てはめてみればすぐ分かる。
経験者ならばともかく、何も分からない新人さんや異動してきたばかりの人が
その仕事をできるようになるには、決められた手順に従って一緒にやってみて、
経験値を積んでいくことが欠かせない。
そして毎日、ルーチンワークのようにやって覚えていくと思う。

株式トレーディングも同じように 練習が必要である、ということを学んだのは
相場師朗先生の書籍がきっかけであり、そこがターニングポイントになった。

しかしながら私は株職人を目指しているわけではなく、
もともと「システムトレード」志向なので、
両者の要素を統合した「システム的 かつ 職人的」な方法を目指す。

今はまず

株式トレーディング練習を、臨場感をもって、ルーチンワークのように効率的に行う

ということを目指している。

今回は、その練習方法の例を挙げてみようと思う。
日付はとりあえず、2021年1月4日 を選んでみる。

相場の状況はぜんぜん似てないけど、あくまでもサンプルとして、である。

株式トレーディング練習帳

そしてこの中から、「4. N大狙い」としてリストアップされている
「1333 マルハニチロ」を選んで観察してみることにする。

銘柄名の部分のリンクを開くと、チャート付き詳細画面が開かれる。


この日から観察開始なので、右カーソルキーで、1日ずつめくってみる。
本番トレードでは、本当に1日の時間を要するので、
できるだけ本番の状況を思い起こしながら1日ずつじっくりと見て考える。

そして、4日目の 2021/1/8 の夜、このチャート形状を見て、買ってみようかと考える。
ちなみに私のツールは、夜のかなり遅い時間にならないと更新されないので、
証券会社や Yahooファイナンス、チャートギャラリー等をチャートを見ればよい。


この日( 2021/1/8 )の夜にチャートを見て、「買う」という判断をした場合、
夜の間に、証券会社のツールで、「成行注文の買い注文」 を出すことになるので、
実際の買い値は、翌日の「始値」 になる。
私の場合は、当日中にはチャートを見ないので、本番でも そうすることになる。

さて、ここからが、ちょっと手間のかかるけどトレーニング的な作業である。
画面右の 玉帳列の [白] というリンクをクリックすると、
次のような白紙の玉帳が表示されるので、これを印刷し、日々、手書き していく。
いまどき手書きなんか嫌だ!という人や、字が書けない人は、
EXCEL等で同じものを作って入力してもよい。

今日の日の行には、建値として、翌日の「始値」が既に記載されている。
当日中に注文する方針の人は、右上の「当日約定」をクリックして切り替える。

では、1日めくってみると、土日祝をはさんで3日後の 2021/1/12 になる。



玉帳には、次のように記録する。
株数、始値、終値、そして増減 である。
約定した初日は、陽線なので、少しだけ含み益が出ていることになる。
100株単位だと、 2,200円の含み益、
1000株単位だと、22,000円の含み益、
10000株単位だと、220,000円の含み益
ということになるので、将来、常勝できるようになったら株数を増やせばよい。


では1日めくってみる、2022/1/13。

最初にするべきことは、玉帳への記入。
2日目移行は、記入するのは 「終値」だけでもいいけど、
含み損益も毎日知らなければいけないので、「増減」も記入しておきたい。

では1日めくって、2022/1/14。



玉帳へ記入する。 「終値」と「増減」のみでいい。

では1日めくって、2022/1/15。


玉帳へ記入していく。だんだん慣れてくる。
勝っていると楽しいけど、負けると苦しむ? というのはシロウト的。
先手を読んで、淡々とルーチンワーク的に対処できれば、一歩上達。

では1日めくると、土日を挟んで、2022/1/18。
予想どおり、ここで一旦「陰線」が出た。


でも、とにかくまずは冷静に、玉帳への記入が先。
この時、本番ならば、どのように対処するか?
幸い、まだ損失は出ていないようだけど、
本番では 「怖くて」「悔しくて」 ここで終わりにしちゃうかもしれない。
そうすると、どうなるか? を知りたければ、
未来表示を ON にして、答えを見てみるとよい。

その答えは、以下のとおり。
タイトルが 「タラレバ玉帳」 になっているのに、お気づきだろうか?


そもそも今回は、相場師朗先生の技 「N大」 を狙っていて、
大相場になることを期待していたのであれば、その通りになっている。
 
最初から答えを見るのは検証用にはいいけれども、
白紙の玉帳に、1日ずつ ワクワクドキドキしながら記入していく体験 は、
「つもり売買」といえども、有益な経験値を得られると思う。


ところで、練習は、これだけでは終わらない。
もうひとつ、必ず併用して行うべきことがある。それは、

最新日、つまり今日の、白紙の玉帳を印刷すること、

である。
銘柄は何でも構わないけど、できれば、


そして、できれば初心者は、トレダビ等のサービスで、
実際にデモトレードをやってみるとよいかもしれない。

ここでやった、玉帳を使った練習は、そのまま本番トレードに適用することができる。
練習での成果、つまりルーチンワーク化した技能を、そのまま本番で試すことができる。

練習のための練習 ではなく、本番のための練習 をやっているのだと 想えば、
毎日ワクワクしながら、楽しんで練習を行うことができると思う。

本番を始めると、 練習とは違う 本番ならでは の難題があるけれども、
それへの対処を考えるのは、基礎が確立した後の、その次の段階でいいと思う。

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