「SHIRO指標は、東京証券取引所からデータを買っていて・・・」
という説明をされて以来、どうやら私は、
・違法にかき集めたデータで、いろいろと作っている奴
・SHIRO指標からデータを盗んで、いろいろと作っている奴
という噂があるらしい。もちろん事実無根である。
有料「株塾」では、過去に、「株塾」内容をそっくりそのままパクッて
自分の名で有料セミナーを行ったり、教材販売をしたという
犯罪者がいたらしいけど、私は そんな人物を知らないし、無関係である。
べつに私は、白い目で見られたり、ケシからん奴 と思われたり、
要注意人物 として警戒されることは、全く気にしない。
でも、事実無根で、盗っ人呼ばわりされてしまうのは、都合が悪い。
そんなことで、有料「株塾」をクビにされてしまったら不本意なので、
私のシステムの仕組みを、一旦、ディスクローズしておこうと思う。
まず、私の自作システム「銘柄選定用の 移動平均線サマリー」は、
あくまでも個人利用目的の、私用ツールであり、商用化する予定はない。
使用しているデータについては、
SHIRO指標から盗んできたものでも、東京証券取引所から買ったものでもなく、
パンローリング社の Pan Active Market Database
![](https://www15.a8.net/0.gif?a8mat=NW3WU+A3S00Y+2I+HUKPU)
移動平均値などをすべて自前で計算し、判定に使用している。
パンローリング社の Pan Active Market Database
![](https://www15.a8.net/0.gif?a8mat=NW3WU+A3S00Y+2I+HUKPU)
東京証券取引所からデータを取得しているのではなく、あくまでも「手入力」にて
自前でデータの構築を行っているということなので、問題はないはず、である。
パンローリング社の チャートギャラリーは、本当に「手入力」なのかもしれない。
時々、データが誤っていて後で訂正されたりすることもあるし、
日経先物のデータについては、何カ所か抜けがあったり、
ラージとミニが混在していたりするので、正確性は100%とはいえないけど、
そういう点を免責として諦める条件で、無償利用させていただいている。
パンローリング社では、株式分割・併合等があった場合に、
きちんとメンテナンスして、その銘柄の過去データを洗い替えしてくれるが、
一方、東京証券取引所からデータを取得している場合は、
取得済みの過去データを自分でメンテナンスして洗い替えする必要があるので、
どちらにしろ結局、二次加工が必要になる。
パンローリング社の Pan Active Market Database
![](https://www15.a8.net/0.gif?a8mat=NW3WU+A3S00Y+2I+HUKPU)
チャートギャラリー等のアプリケーションを正規購入した人が
個人利用目的での利用ならば、有償・無償を問わずに配布してもよいことになっている。
有料「株塾」の会員は、ほぼ全員、チャートギャラリーの利用者なのだから、
その利用者であることを条件に、私のシステムの検証目的で使用する限りにおいては、
パンローリング社にも迷惑をかけることはないだろうと判断している。
さて、ここから先は、システムの仕組みについて説明しておこうと思う。
私は、SHIRO指標から データを取得する方法は、全く知らないし、
知ったとしても、効率が悪いので、絶対にやらない。
最新の株価データは、パンローリング社の Pan Active Market Database
![](https://www15.a8.net/0.gif?a8mat=NW3WU+A3S00Y+2I+HUKPU)
日足の四本値を取得する。これだけあれば、他には何も要らない。
この、日足の四本値から、週足と月足の四本値をそれぞれ生成し、
さらに、それぞれの終値だけを使って、
移動平均の値 と 移動平均の増減値 のデータを生成する。
ここまでのデータはすべて、最初の四本値から生成できるので、
わざわざ他のシステムから盗んでくる必要性なんて、あるわけがない。
そして、このように生成したデータを有機的に組み合わせて、
銘柄ごとの集約データが出来上がる。
これを銘柄の数だけ繰り返すと、次のような基本データが出来上がる。
これをEXCELで開くと、次のようなデータになる。
このワークシートデータを、綺麗に成形してWEBで表示したのが、
私の「銘柄選定用の 移動平均線サマリー」である。
このように、たかだか個人の手作りレベルのシステムなので、
実は、たいしたシステムではなく、商用化するほどのレベルではない。
EXCELマクロでも、素材となるデータがあれば、同じものは作れるはずだと思う。
あと一つ、ヒントとして、PPP や 逆PPP の判定部分だけれども、
これは、素材となる 移動平均線値 と 増減値 を横方向に並び替えて、
あらかじめ設定した判定パターンのテーブルに照合するだけである。
また、チャート表示の機能については、Google chart tools という
無償のツールを使って、簡単に実現できている。
高額な開発費をかけて、大手のシステムベンダーに外注して開発する場合は、
わざわざ手間のかかる、高度なデータベースシステムを組んだりするので、
単純なことを行うのにも、大げさに作り込まなければならなくなるのが宿命だ。
でも、個人レベルで わがままな機能を制限なく盛り込むためには、
シンプルな手作りシステムに勝るものはないので、それを使っているだけのことである。
銘柄選択の練習 と 検証 であり、過去の場面再現に こだわっている。
過去に遡って、その日時点で見ている 日足・週足・月足チャートを見て、
PPP状況や、MAの集中やクロスの状況を見て、
チャートを1日ずつめくりながら良さそうなエントリーポイントを見つけて、
その後9日間の損益結果を見たり、チャート結果を見たりしながら、
「つもり売買」をしながら、銘柄選択を練習していく、
ということを実現したいけれども、残念ながら、
既成ソフトでの実現は難しいので、作ってみた次第である。