日経平均(日経225)という名が付くチャートは、株価指数の日経平均株価の他にも、いくつかある。
代表的な商品として、先物、CFD(差金決済取引)、ETF、ETN等がある。
先物だと、日本取引所グループ(JPX)の「日経平均先物」の他にも、シカゴとシンガポールがあり、
CFDの場合は、証券会社ごとの相対取引による施設取引所で、たくさんの種類があり、
ETFやETNも何種類もの商品が上場されている。
「サヤ取り」をやっているなら、いくつかの種類のチャートをチェックする必要があるけれども、
そうでなければ、代表的なものだけを押さえておけばよい。
私も実際にチェックするのは、次の4種類である。
・日経平均株価
・日経平均先物(mini)
・くりっく株365の 日経平均CFD
・XM Trading社の 日経平均CFD (jp225cash)
これらの値動きの違いを大雑把に確認するのに、
ポイント・アンド・フィギュア(P&F)チャートは、とても役立つ。
微妙なニュアンスを確認するには、ローソク足、移動平均線、その他の指標(ADX, RSI, BB幅 他)を使うのがよいけれども、
「ひと目パッと見ただけで」
という条件がつけると、ポイント・アンド・フィギュア(P&F)がダントツに見やすい。
たとえば、3種の日経平均(指数、先物、CFD)をポイント・アンド・フィギュア(P&F)チャートで見てみると、次のようになり、それぞれの違いが認識できる。
1枠幅は 100円で表示させているが、1枠幅を変えることで、違う形が見えてくる。
・日経平均株価
・日経平均先物(mini)
・くりっく株365の 日経平均CFD
ちなみにこれを、ローソク足 + aiba移動平均線 で見てみると、次のようになる。
・日経平均株価
・日経平均先物(mini) ※前日15:15時点
・くりっく株365の 日経平均CFD
チャートやテクニカル指標というものは、必ず一長一短があるものなので、
1種類だけに絞ると必ず「片手落ち」になる。
どうせ2種類見るのなら、両極端の立場のものを見る方が、本質を見つけやすい。
繊細な「ローソク足&移動平均線」と、大雑把な「ポイント・アンド・フィギュア(P&F)」は、とても良いコンビだと確信している。