2022/06/19

米ドル/円(USD/JPY) 相場を、複数のチャート・時間枠で見て、分析する。

今年(2022年)前半は、株式相場はあまりパッとしないけれども、
その代わり、FX で大相場があり、まだ継続中である。

私のトレード方針は、
「相場にトレンドのある時にだけ参加し、それ以外は休む」
なので、なるべくトレードの出動回数を減らしている。

勝ちトレードを増やすよりも、負けトレードを減らす方が
勝率を増やすのに効果的だということを学んだからである。

株がパッとしない時には、FXがトレンド相場である可能性もある。
逆も然りで、昨年9月のようにFXよりも株が強かったこともある。

さて、今年(2022年)前半、約6ヶ月間の大相場だった
米ドル/円(USD/JPY)相場は、理想的なトレンド相場だった。

私はファンダメンタルズのことは詳しくないけれども、この先、
円安はさらに進んで、1997年の147円域まで進むと予想している。
でもそれがいつなのか?は、先の話なので、まだ分からない。

レバレッジをかけてトレーディングをしている場合、
一時的にでも反対方向へ値が動いてドローダウンを喰らうと、
そこでゲームオーバーになってしまうことがあるので、
バイ&ホールド することが許されない。

現時点で、米ドル/円(USD/JPY)相場を分析してみようと思う。
私が使っているチャートは、いくつかあって、目的によって使い分けている。

順番に見ていこうと思う。


■MT4 (Meta Trader 4)  ※既製品

USD/JPYのMT4

 FXでの メインチャート 兼 取引ツール は、MT4 (Meta Trader 4) である。

 日足(1D)、4時間足(4H)、1時間足(1H)、15分足(15M) の4画面を同時表示し、
 この画面から、水平線やトレンドラインを引いたり、売買を行ったりする。
 逆指値注文の変更(トレイリング・ストップ)は、点線で引かれた水平線を
 マウスでドラッグ&ドロップして、上下に引き上げたり引き下げたりする。

 表示させている移動平均線は、日足では、相場師朗先生の5本を採用している。
 4時間足、1時間足、15分足でも、赤色は 5日MA相当緑色は 20日MA相当 である。

 今回、15分足が 1時間足がほぼ横ばいになった状態で、撤退した。
 次回は、前回高値をさらに上抜いて、リターンムーブした時、の予定である。
 上抜かずにダブルトップで下げたら、ショート(売り)をするかもしれないけど、
 平日夜間等にその場面になるようならば、トレードには参加できない。


■ポイント・アンド・フィギュア(P&F) チャート  ※自作

USD/JPY ポイント・アンド・フィギュア(P&F) チャート
 相場全体の俯瞰図を、大雑把に形としてとらえるための、チャートである。
 1枠1円の場合、メジャード・ムーブでの垂直目標値 が三枠転換で消滅したので、
 上昇の勢いは一旦止まった可能性がある、と見ることができる。
 
 さらに高値を上抜けば、上昇トレンド継続になるし、
 下値を割ってしまえば、一旦の押し目を付けることになる。


■ローソク足&移動平均線 の 複合チャート  ※自作

MT4では 日足以下の時間枠のチャートしか表示させていないので、
日足以上の上位足(日足、週足、月足) を同時表示させるために、
わざわざ自作チャートを使用している。

ローソク足の表示有無、終値線の表示有無、移動平均線の表示数(0~8本)を
切り替えて使用することができ、ページ単位、1日単位で前後にめくることも可能。


月足[メイン]、週足、日足>

USD/JPY 月足[メイン]、週足、日足


<月足、週足[メイン]、日足>

USD/JPY 月足、週足[メイン]、日足

<月足、週足、日足[メイン]

USD/JPY 月足、週足、日足[メイン]


■各種シグナルを全表示したテクニカルチャート  ※自作

USD/JPY テクニカルチャート

 週末のトレード分析に使用するチャートが、このテクニカルチャートである。
 直近9日間のシグナルを時系列に表示し、直後9日間の値動きも表示する。

 ローソク足と移動平均線以外に、トレード判断を行うために必要な
 いくつかの テクニカル指標を同時表示させている。

  ※詳しくは、「私が使用しているテクニカル指標」 ページを参照

 

今日(2022/6/17)時点の 米ドル/円(USD/JPY)相場を分析すると、
日足の前回高値(131円域)まで押し目を作って反発したので、
リターンムーブを確認して買いを入れていたが、
前回高値付近 (正確には、1時間足の抵抗ライン)で、全決済した。

株の同じように、いつもの分析方法をやってみようと思う。

日足終値が 上向きの5日MA線を陽線で上抜いた(「下半身」シグナルに近い)
ので、買いのチャンスに見える。

が、しかし、

3月以降、ほぼ一方的に上昇を続けてきたけれども、ここにきて、

・ADXがピークアウトして下がり始めている
・週足RSI が逆行してきている
・月足RSI が 90まで到達してきている

というような懸念事項が出てきているので、高値づかみの懸念があり、
一旦は高値で もみ合うか、反落して押し目を付けるのでは? と予測する。

だから、高値を再び上抜いて、リターンムーブが確認できない限り、
トレードをしないで傍観する、という方針を採ろうと思う。


4 件のコメント:

  1. いつも貴重なツールのご提供と情報発信をありがとうございます。
    今回の為替について僕も細野さんと同様に考えています。
    ドル円(もメキシコペソ)は前回高値に届かない。
    勢いが感じられないです。
    横横になっているように見えます。

    細野さんに自分の手法を語るのは気が引けるのですが
    考えの共有のために僭越ながら申し上げます。

    かなり稼がせていただいた超単純な方法の内の一つです。
    ①「(前回高値+前回下値)をそれぞれ切り下げた」→空売り
    ②「(前回高値+前回下値)をそれぞれ更新した」→買い

    相場先生に教えていただいたので
    相場先生的に申し上げますと、「トライ届かず」ですね!

    (今もこの名称をお使いかわかりませんが笑)

    普通に前の高値、安値を割り込むのはチャンスです。
    ダブルトップで高確率で下げます。 逆のダブルボトムでも。
    今の日経はともかく、個別銘柄はいろいろありますので
    今か、今かと待っているのが楽しみです。

    もし意味ありそうでしたら
    これらのチャート抽出も可能でしたらいかがでしょう。

    いつもありがとうございます。

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    1. コメントをありがとうございます。

      ご披露いただきました方法
      (高値と安値の 切上げor切下げ)は、
      「ダウ理論」そのものですので、
      最重要セオリーだというのに同感です。

      この「切上げor切下げ」は、
      5MA と 20MA だけを表示させています。
      https://kabu.hosono.jp/dow/dow_jp.html
      ADXが低い場合は、ダマシが多いです。

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  2. コメントありがとうございます。

    また、見方も教えていただきありがとうございました。
    気づきませんで、図々しいコメントで失礼いたしました。
    お気を悪くされましたらお許しください。

    またお送りしましたコメントに
    「自分の手法」
    などと入力してしまいたいへん失礼いたしました。

    正しくは
    「自分のよく使っている手法」
    でした。

    その後に記載のとおり、
    高値安値の切り下げや更新は相場先生ほか多くの方がお使いのものです。

    またおっしゃる通りダウ理論や相場先生をはじめ多くの方から教わったものです。

    今後も頑張ってください。

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    1. いえ、ぜんぜん図々しくありませんでしたので、
      お気になさらないでください。

      さて、追伸ですが、
      「高値と安値の 切上げor切下げ」が重要なのは、
      私が重要視している「ADX」つまりトレンド強度の
      計算式で、まさに使われているからです。

      相場師朗先生のように、わざわざ計算なんかせずとも
      素のローソク足だけ見て動きが読めるのが理想です。

      お互いがんばりましょう。

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