2022/06/12

失敗体験を積む「株の仮想トレード(つもり売買)」練習の続き(2020年5月15日~2020年6月26日)

株式トレーディングの練習をする目的の一つに、
「失敗を、あらかじめ練習中に経験し、正しい方法を学んでおく」
というのがある。

練習にもいろいろなフェーズ(段階)があり、
素振り や 1000本ノック のような基礎的なものもあれば
練習試合 や シミュレーション訓練 のような実践的なものもある。

株式トレーディングの場合は、
チャートの読み方 等の単発の基礎的な練習方法はあるけれども、
本番さながらの体験を積める練習」に使えるツールが、見つからない。

本番と同じ一連のプロセスを、その時点での自分の実力を全力発揮して、
本番同様に、失敗を経験したり反省したり、ひらめきを得たりできるような
本番さながらの体験を積める練習」は、本番前にぜひ必ず、やっておきたい。

既製品が存在しないのであれば、自分で作るしかないので、2年半前から、
オリジナルのチャートとトレードアシストツールを試作してきた次第である。

そして最近ようやく、それが実用的なレベルになったきた。

「株の仮想トレード(つもり売買)」として、まるで練習試合のごとく、
スクリーニング、エントリー、手仕舞い等の一連の流れを
本番のような臨場感で、実際に体験してみることができるようになった。

今までは「過去の似ている相場環境の検索」を使って、時々、
過去の特定日にタイムスリップして練習してみる程度だったが、

できるだけ多くの場面で、いろんな失敗パターンを体験するために、
まずは波瀾万丈だった 2020年 の1年間の相場を追体験している。

実際に体験してみると、練習とはいいながらも、結構、真剣になる。
成功する場面もあれば、大失敗する場面もある。

知識の上では、勝率が高いと言われている場面、たとえば
日足・週足・月足で「PPPまたは逆PPP」の状態での「下半身」等、でも
うまくいく場面と、ほぼ必ず大失敗する場面があることが分かってくる。

「勝率100%は無理だから、仕方ないね」 と考えると先に進まないので、
必ず、負けのパターンと原因を分析して、対策を考えることが重要である。

ローソク足 と 移動平均線 だけで情報が不足していたのならば、
他に何のテクニカルツールがあれば負けを回避したり勝ったりできたのか?
を徹底的に考えて、その「不足しているもの」を特定していく必要がある。

「自分のよくある失敗パターン」を知って、それを改善できるならば、
練習で経験した失敗体験を活かすことができたことになる。

実は、私のツールでは、エントリー判断時に、次の結果がどうなるか?
が事前に見えているので、素直に失敗して遡って分析する ことが可能である。

テクニカルチャート

チャンスだと思ってエントリーすると、次にどうなるか? の結果を受け容れて、
それが負けになるのであれば、どういう根拠で、どういう判断をすれば
「負けを回避できるのか?」「もっとスマートに勝てるのか」等 を考える。

より良き方法が見つかったのなら、その再現性を確認するために、
本番トレードでも、本当に、同じトレード判断ができるのか?」を
自問しなければならない。

私の場合は、失敗原因のほとんどが、まことに お恥ずかしながら、
自分のトレードシステムのシグナルを、その時に限って 無視したこと」だった。

だから、メモでも何でもいいから目に見える形でノウハウ残して、
自分を調教していく必要がある。

私が自分のブログ等で、試行錯誤中のノウハウやツール を公開する理由は、
「自分が活用するため」 である。自分専用に最適化したものでないと、意味がない。

自分が今までに購入した教材やツールは、表面的・部分的にしか 役立たない。
それらを使って、「株の仮想トレード(つもり売買)」 をやってみる過程で、
どれを活かし、どれを捨てればよいのかが、自ずと分かってくる。

そうして残ったノウハウだけが、自分の血肉となって、栄養にすることができる。
そのために、「株の仮想トレード(つもり売買)」体験 をやっていこうと思う。
これを20年分行えば、すごい経験値が積めるので、まだまだ先は長い。

ということで、前回の続きを以下に掲載。

2 件のコメント:

  1. 細野さん
    おはようございます。

    更新おつかれさまでした。
    そして、ありがとうございます。

    前回,今回と追わせてもらいました。
    教えてもらったことに、自分なりに思考を追加してるつもりです^^;
    そこで、現時点での細野さんメソッドに9.17.23の法則を組み合わせたら
    いーんじゃね?とピンときてたんです。

    5/22の反省コメントにありました。
    細野さんと同じこと考えられた!と
    少し嬉しかったです。

    血肉増やすぞぉ!

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    1. コメントをありがとうございます。
      学んだ技が役立つ場面を見つけられると嬉しいものですね。
      でもぜんぜん役に立たない場面もあるので、
      できるだけ多くのパターンの相場で練習することで、
      その加減(優先度合い)を把握していくのがよいと思います。

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