2022/04/29

ローソク足と移動平均線以外のテクニカル指標の成績は、せいぜい50%だと割り切る

「日経225先物」チャート約30年分を、
ローソク足と移動平均線以外にいくつかのテクニカル指標を付加して
1日分ずつ日めくりしていく結果、何を思い知ることになるか?

時々現れるすごいシグナル、たとえば 複合的なゴールデンクロスや、
高値・安値抜け等 のシグナルが出た時に

「これは最強の 買い のシグナルだから上がるに決まっている!」

と思ってみると、その後はぜんぜん逆の動きをすることが多い。

では、トレードシグナルやテクニカル指標は役に立たないのかといえば
そんなことはなく、すごく役立つこともある。

で、結局、トータルでは、当たるも八卦当たらぬも八卦 で、
せいぜい50%くらいの信頼性しかないことを思い知って、
がっかりするかもしれない。

つまり、約30年分のチャートを追体験してみることで、

 「完璧なトレードシグナルやテクニカル指標など、無い!」
 「結局は、五分五分くらいにしか信用できない!」

ということを思い知る、とても残念で辛い教訓を得ることができる。

考えてみれば分かることで、
もしシステム判断だけで100%当たるシグナルがあれば、
プロのディーラー等がそれを使って自動的に儲けるので、
一般人がそれに勝負を挑んでもナンセンスなのである。

一般人は「ド素人ならでは優位性」を活用しないと 勝負にすらならない。

シグナルや指標が50%程度にしか役立たないものだと割り切れれば、
「当たる時」とはどんな時か? を知って、
「当たる時」にだけ活用すればよい、ということになる。

それは、圧倒的な形勢 になっている時が多い。しかし・・・

強い上昇 または 下降トレンドが明確になってきた時に、
そのシグナルが出たことを根拠にエントリーすれば「遅すぎる!」
ということも多く、それは「当たらない時」の側にカウントされる。

逆に、本当のエントリーポイント(押し目、戻り目等)の時は、
不安定な時期なので 当てにならないシグナルを出すことも多く、
それも「当たらない時」の側にカウントされる。

トレードシグナルは、一歩遅れて現れるものだから、次のようなことが言えると思う。

 ・エントリー時は、トレードシグナルは当てにしない(遅効性があるため)
 ・トレードシグナルは、買い玉 or 売り玉 の 保持 or 追加 の根拠に使う
 ・トレードシグナルは、手仕舞い(利益確定 or 損切り)の最終通告に使う

これを踏まえて、過去のテクニカルチャートを分析していきたい。

3 件のコメント:

  1. 細野さん

    こんにちは。

    細野さんのツールで
    わかったつもりになっていたことを質問させてください。

    △▼の意味はわかってるのですが。

    https://kabu.hosono.jp/ppp_hantei.html


    □と○の意味を教えてください。
    過去ログを調べたのですが、見つかりませんでした。

    よろしくお願いします!

    ここ最近、一生懸命更新されている細野さんの練習方法。
    真似して頑張るぞ〜ぉ。

    返信削除
    返信
    1. たしかに、このブログでは特に説明はしていませんでした。意味は、次のとおりです。
      ------------------------------------------
      ・△は、上昇。差分が +0.0001以上。
      ・▼は、下落。差分が -0.0001以下。
      ・□は、同値。差分が 0。
      ・〇は、向きは問わない。上昇も下落も含む。
      ------------------------------------------

      他にも説明していないものがあるかもしれません。
      質問していただいて、ありがとうございます。

      削除
  2. 細野さん

    レクチャーありがとうございます。
    なんとなくはわかっていたつもりですが。
    細野さんが教えてくださむていることを
    逃したくないんです。

    できるできないは別に泣
    よく読んでますから~
    そこだけは(`∇´ゞ

    過去ログ、とってもためになってます。

    返信削除

Translate