2022/05/03

「パーフェクトADX」つまり 日足・週足・月足で DMI(方向性指数)が揃う日 に着目せよ

パーフェクトオーダー あるいは パンパカパン(PPP) は、
複数の移動平均線の向きと順番が揃うことを示す指標であり、
強いトレンドを示していることを意味する。

トレンド方向を示す、もう一つの有効なシグナルとして、
DMI(Directional Movement Index。方向性指数)というものがあり、
その一部である ADX で、その信憑性を図ることができる。

DMI には 2本の線がある。
上昇トレンドを示す +DI と、下降トレンドを示す -DI である。

この2本の線も、移動平均線と同じように、
日足、週足、月足で方向性が揃うと、
さらに有効なシグナルになるのでは? と、当然、考えてみたくなった。

とりあえず、日経平均株価の DMI&ADXデータで見てみると、
たしかに、期待どおりの結果が得られそうである。

まずは、次のような、少し厳しめの条件で抽出してみたら、
たしかに、圧倒的なトレンドの日が抽出されてきた。

 ・日足&週足&月足で、トレンド方向線(+DM と -DI)の順番が一致
 ・日足ADXが30以上、週足ADXが20以上、月足ADXが10以上で、
 ・日足ADXが上昇中

とりあえずこれを仮に、「パーフェクトADX」と名付けておこうと想う。

日経平均株価の「パーフェクトADX」

ただし、この厳しい条件だと、圧倒的なトレンドの終盤に近いので、
数日内で利益確定しないと痛い目を見る という結果になる日である。

条件をもう少し緩和すれば、もっと早い段階の日を抽出できるけど、
これは移動平均線と同じ話なので、これを最適化しても報われない。

むしろ、この「パーフェクトADX」になるケースの日は、
トレンド終焉が近いかもしれないので、それを警戒しながら使うべきである。

株価が上昇中なのにADXの上昇が止まるというダイバージェンスを確認した時か、
日足のトレンド方向が変わって「パーフェクトADX」の条件が解かれた時、
間もなく「急落」するかもしれないと予想すべきである。

すかさず利益確定するか、ヘッジ玉を入れておくか等、対処をすることができる。

過去の似ている相場の日を探して、銘柄選定の練習をするのも必要だけど、
まず最初に「パーフェクトADX」のような、両極端なパターンを知って、
机上で(練習で)痛い目を見る経験をしておくのも有益かと思う。

そういうふうな練習をやりやすくするために、
私の自作ツール群のポータルページである

日本株・米国株・FXトレーディング用の、銘柄選択アシストツール
https://kabu.hosono.jp/

を、日付指定ができるように改良してみた。
日付を切り替えた後は、その日付を対象に、各ツールのページが開かれる。

日本株・米国株・FXトレーディング用の、銘柄選択アシストツール https://kabu.hosono.jp/

まずは、上記の「パーフェクトADX」の対象日付を検索して、
各ページを開いて、確認してみることをお勧めしたい。

少なくとも、 

 ・PPP(パンパカパン) 推移表
 ・観察銘柄スクリーニング

のページは、各日付を 比較しておきたい。

そして、前の記事で紹介した「株式トレーディング練習帳」を使った練習を、
ぜひこの日付でやってみていただきたい。

直近だと、「2022/3/8」 と 「2021/9/14」 が、記憶に新しいかもしれない。
新しいものから見ていくとよいと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿

Translate