ページ

2022/04/09

相場全体の概況が一目瞭然の「PPP(パンパカパン) レシオ」に、色を付けてみた。

 個人トレーダーは、どんな銘柄を選ぶか よりも
「どんな状況の時に 参加するのか」を重要視した方がいい。

過去の似ている相場を探して、銘柄選定のスクリーニングをして、
その日の時点で見えているチャートを使ってトレード実習をしてみると、

この先 絶対に上がるはず!
この先 絶対に下がるはず!

と確信できるような銘柄でも、ぜんぜん逆の結果になることが多く、
自信を打ち砕かれて、愕然とすることが多い。
うまくいく銘柄もあれば、うまくいかない銘柄もある。

「チャートはすべての事象を織り込む」というのは事実だけれども、
個別銘柄のチャート分析という「技術」だけが上手になっても、
それだけでは不十分であり、肝心な要素が抜けている。

ファンダメンタルズや出来高等の要素も重要かもしれないけど、
もっと肝心なのは、「時系列」での相場環境分析 なのだと思う。

そのために、私の自作ツールでは、何が何でもまず最初に
相場全体の状況を把握するために、画面上部に全体統計を表示している。

使う指標は、あえて名付ければ 「PPP(パンパカパン) レシオ」 である。

対象の全銘柄の PPP(パンパカパン)と逆PPP(ぎゃくパンパカパン)の割合を
パーセントで示したものである。

PPP(パンパカパン)というのは、相場師朗先生のオリジナル指標であり、
いわゆる「パーフェクトオーダー」、つまり、
短期+中期+長期の移動平均線の順番と向きが揃った状態を、
さらに具体的に定義づけして、より深い意味づけを施したものである。

PPP(パンパカパン)になっている銘柄が全体の5割を超えていたら、
上昇トレンド傾向が強いので「買い」で利益が出せる期待が高く、
逆PPP(ぎゃくパンパカパン)が多ければ「空売り」優勢になる。

いくらチャートの形状が「絶対にどうみても買いチャンス!」であっても、
相場全体が下落トレンドであれば、失敗リスクが大きいので、
私のような技量の低いトレーダーは、見送った方がよい、ということになる。

さて、しかしながら、その「PPP(パンパカパン) レシオ」も、
数字だけだと見づらいし、一目瞭然じゃないので、かなり見落としてしまう。
今日の相場の、風向きと 現在位置 は、最初に確認すべきことなのに・・・である。

だったら、色を付けてみれば見やすいのではないかと思って、
さっそく付けてみることにした。
あまり見栄えは良くないけれども、まず形にしてみることを優先した。

次の3つの相場を比較してみよう。


■今日の相場状況(2022年4月8日)


■上昇トレンド時の相場状況(2021年9月17日の例)


■下落トレンド時の相場状況(2020年3月19日の例)



これをどう活用するか?

過去の自分のトレードを反省し、次につなげるのに、ぜひ活用してほしい。


0 件のコメント:

コメントを投稿